鍼灸(しんきゅう)治療
ACUPUNCTURE
おすすめな症状

- 運動器疾患(関節炎など)
→痛みや違和感により生じる姿勢や動作、歩様の悪化 - 神経疾患(椎間板ヘルニアや馬尾症候群など)
→麻痺や痛みによる姿勢や動作、歩様の悪化 - 胃腸疾患(嘔吐や下痢・便秘など)
- めまい・分離不安などの不安症・不眠
- その他さまざまな慢性疾患
- 未病ケア・シニアケア
鍼灸治療とは

東洋医学は西洋医学とはからだの見方がまったく異なります。
西洋医学はピンポイントに病気(たとえば『僧帽弁閉鎖不全症』とか『移行上皮癌』など病名のつく状態)を見て治療する医学です。
それに対し、東洋医学はからだ全体を見ます。からだが発する陰陽バランスの乱れをキャッチし、それを整えることにより目の前の症状が落ち着くことを目指す医学です。
鍼灸治療は、鍼やお灸でツボ(経穴)を刺激し、そうした効果を引き出そうとする治療法です。
鍼灸治療の種類
動物の状態より適応が異なります。
- 01
鍼のみ
スタンダードな治療
- 02
鍼+低周波
麻痺や痛みが強い場合
- 03
鍼+お灸
冷えが強い場合
- 04
鍼+水鍼
効果を長持ちさせたい
場合ツボ(経穴)に注射する
ことで治療効果を長持ち
させます
鍼灸治療の流れ
-
flow1問診をていねいに行います
具合が悪いところのお話だけでなく、普段の食事や運動量、性格や既往歴までお伺いします。(病院での検査結果がありましたらご用意ください)
-
flow2通常の身体検査を行います
通常の動物病院のように聴診や触診を行います。
お耳やお目目、お口をはじめ、リンパの腫れ具合やお腹の張り具合などひととおりチェックします。 -
flow3東洋医学的な身体検査を行います
東洋医学的な診察では、舌の様子、脈診、冷えや火照りなどをチェックします。
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flow4状況におうじて、神経学的検査や運動器のチェックを行います
神経疾患や運動器疾患が疑われる場合(あるいはかかりつけ医で診断がついている場合)、関節の可動域や筋肉の量や緊張具合、痛みや麻痺の有無や動き方などのチェックを行います。
神経学的検査も同時に行います。
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flow5鍼灸の施術を行います
動物が落ち着く体勢で施術を行います。
抱っこだったり、ベッドで寝ていたり、認知症のワンちゃんの場合は歩きながらということもあります。状況によってはオヤツを食べながらのこともあります(アレルギーのこともあるので、おやつはご用意いただきます)。目的によって鍼を打ってすぐ抜いてしまう場合と、長く(10~20分)置いてじっくりきかせる場合があります。
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flow6ご希望におうじてマッサージやリハビリを行います
リラクゼーションや体が動きやすくなる目的で、マッサージ(コンディショニング)やリハビリを行います。
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flow7必要におうじて再診します
- すぐの再診
- 1か月あるいは季節ごとの定期的なメンテナンスとする場合
- 1度治療しておうちで様子をみる場合
診察を希望されるご家族さまへ

鍼灸治療をご希望の方は以下の注意事項をお読みの上、ご予約をお願いします。
- 噛み癖のある子はご利用いただけません。
- ベッドやおやつがあると診察がスムーズなことがあります。念のためご用意いただけると幸いです。
- 男性のみご在宅という状況でのご依頼は、原則他の動物病院のご紹介をさせていただきます。
料金について

- 鍼治療のみもしくはお灸のみ
- 6,000円
- 鍼治療&低周波
- 6,000円
- 鍼治療&お灸
- 7,000円
- 鍼治療&水鍼
- 7,000円
診察費(初診費/再診費)、往診費は別途頂戴いたします。
詳しい料金については料金ページをご覧ください。