猫の脳梗塞|麻痺から回復中!かりんちゃんの記録(鍼とリハビリ)
今回は、『脳梗塞疑い』と診断され、かかりつけ医での内服の調整に加え、当院での鍼治療と在宅リハビリで回復中のがんばり屋さんな猫のかりんちゃんについてご紹介します!
かりんちゃんDATA

↑インスタより
- 推定9~10歳(保護猫ちゃん)
- 雑種猫(とてもアビシニアン感が強い)
- やさしいおっとりした性格の女の子
- 甲状腺機能亢進症/高血圧/腎不全既往歴あり(すでに治療中)
そんなかりんちゃんでしたが、今年の1月に突然異変が起きました。
右側の前足と後ろ足(顔も右側が軽度麻痺)が麻痺してしまい、おトイレも行けなくなってしまったのです。
診断・治療は?
かかりつけ医では『脳梗塞疑い』と診断が下り、さっそく降圧剤やビタミン剤などの調整がなされ、治療が開始されました。
当院では、
- 鍼治療
- 在宅リハビリ
によるサポートを開始しました。
頑張るかりんちゃん
かりんちゃんは鍼治療は最初から全く怖がることがありませんでした。
(ママがなでなですると目を細めてウトウトしてしまうほど…!)

↑当院インスタより
また、最初のうちは足のつっぱりが強かったかりんちゃん。
- 『ゆっくりと』曲げ伸ばしする訓練
- 手先や足先の感覚を取り戻すように指の間の刺激
- 手先や足先が丸まって固まらないように指を広げる
- マッサージ
などのリハビリを最初は行っていました。
でも回数を重ねるごとにどんどんつっぱりがとれて、機能が回復してきました!
大好きなソファにも飛び乗ったり、おトイレも問題なく行けるようになりました。
そのため最近ではどうやって体を左右均等に使えるようになるか訓練するリハビリが増えてきています。

↑当院インスタより(インスタは動画でご紹介しています)
早めのサポートがカギ
今回かりんちゃんの病気は脳梗塞疑いでした。
でもかなり早期に内科的治療と当院での体のケアを始められたことで2か月程度でもここまで劇的に改善してくれて本当にかりんちゃんやご家族の頑張りは素晴らしいものがあります。
病気への対応はお薬だけでも回復する可能性は十分ありますが、実は神経性の麻痺が起きた時の筋肉の衰えは想像以上に早いもの。
手術や絶対安静が必要な場合を除いて、できる限り早めに体のケアは取り入れてあげたいものです。

↑当院インスタより
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【みずほ動物病院】
みずほ動物病院では大切なペットが『その子らしい』幸せな毎日を送れるように、東洋医学やリハビリの分野を専門におうちで動物の診療にあたっています。 ご不明な点や往診のご予約・ご相談はお気軽にお問合せください。お電話は往診中は出られないので留守番電話にメッセージをお願いします。
▸世田谷区の豪徳寺を拠点に、鍼灸、漢方、マッサージ(推拿・コンディショニング)、食養といった東洋医学と、リハビリテーション(運動療法)を専門に行う
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